正しい知識と対応を学んで、不安を希望に変えよう!(茨城土浦)

令和7年8月9日(土)土浦市亀城プラザにて、全国ギャンブル依存症家族の会茨城が開催されました。

はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部のメンバーより、当事者の体験談を聞きました。
どんな人でも依存症に陥る可能性があるという現実と、そこからギャンブルをやめ続け当事者の支援活動をしている話からは、「依存症は一歩踏み出して行動すればよくなる病気」だという力強い希望を示してくれました。特に印象的だったのは、自身がギャンブル依存症の回復施設に入寮した経験から、「回復施設に入寮したからといって安心だというわけではない。」との話です。私たち家族にとって耳の痛い話かもしれません。しかし、それは当事者の切実な願いであり、家族が家族会で依存症という病気の知識を学び、正しい対応をし続けることの重要性を教えてくれる大切なメッセージだと思いました。

続いて、全国ギャンブル依存症家族の会千葉のメンバーの体験談を聞きました。
当初、会に参加することに消極的だったそうですが、今では夫婦それぞれで支援活動をしている姿は、今ギャンブル問題の渦中にいる人たちにとって「自分たちもいつかこうなれるかもしれない」と大きな希望になるのではないかと感じました。

私自身もかつて、パートナーのギャンブル問題に直面し、当事者の借金の問題などを解決しようと自身の生活や感情を犠牲にし、自分を見失いかけていました。当会や自助グループに参加し、そこでの具体的なアドバイスと温かい寄り添いがあったおかげで、私は自分自身を取り戻すことができました。
パートナーとは別の道を歩むことになりましたが、今は自分らしく元気に過ごせています。そして、かつての私のように悩んでいる人の支えになりたいと、今でも活動を続けています。参加した方が笑顔を取り戻していく姿を見るたびに、私自身も大きな喜びを感じ、この活動を続けていて本当によかったと感じます。

今ギャンブルの問題で悩んでいる方、勇気を出して当会の扉を叩いてみてください。ここには、あなたの気持ちを理解し、一緒に解決策を考えてくれるメンバーがいます。

次回は、9月13日(土)13:30~15:30 ザ・ヒロサワ・シティ会館で開催です。

茨城県在住 中島