愛情を持って手放す(佐賀)

8月2日(土)佐賀市立春日北公民館にて全国ギャンブル依存症家族の会佐賀が開催されました。

今回、初めて同時に当事者会を開催し、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部のメンバーの方から、自身がギャンブルに入り込んで行った過程や回復への困難な道のり、そして当事者支援により自分が回復できていることなどの話を聞きました。さらに「家族はギャンブラーを手放してください。手放すことで回復の道に繋げることができます。」と熱意を持って伝えてくれました。

次に家族の体験談を当会メンバーより、ギャンブル依存症の妻の立場から話がありました。

その後、当会参加間もない方を中心に現在の困りごとや近況について伺い、みんなで意見を交わしました。
最後に「ギャンブル依存症の理解を深めようpart2」のタイトルでクイズ形式で理解を深めました。

私は息子のギャンブル依存症の問題で2年3ヶ月前に参加しました。
当会で仲間から金銭管理をやめ、責任を息子に戻しなさいとアドバイスを受けたことを実行し、息子が自身の問題に正面から向き合い、施設への入所を決断してくれました。今回、当事者支援部のメンバーの方のお話にあったように、「愛情を持って手放す」ことが本当に大切であると、この経験で分かりました。

未だに家族のギャンブルの問題で苦しんでいる方、一人で抱えず勇気を出して当会に参加してみてください。
そして依存症の病気の正しい理解と対応を一緒に学びましょう。

次回は9月14日(日)14:00〜佐賀市立春日公民館で開催されます。
        

佐賀県在住 田中