令和7年8月17日(日)岐阜市ハートフルスクエアーGにて全国ギャンブル依存症家族の会岐阜が開催されました。
初めに公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部メンバーの体験談を聞きました。ギャンブル依存症は、ギャンブルでの借金を繰り返し、やめたいと思ってもコントロールできない病気です。日常生活にギャンブルが悪影響を及ぼしても、それを病として受け入れることができない事もこの病気の特徴であり、うつ病を発症し死に至ることもあります。発表者は自助グループに参加し、仲間の存在と支えがあったから今の自分がある と話していました。最後に「ギャンブルをやめれば人生はやり直せる。回復の一歩は、病気を受け入れ仲間を作ること。」と結ばれた言葉がとても心に残り、回復過程でのメンバー同士のつながりが必要であることを学びました。
その後、当事者支援部より、直近の具体的な支援事例が紹介されました。当事者支援部と家族会の連携により、ギャンブル依存症からの回復施設に入寮することができた当事者の方の事例でした。当事者支援部と家族会のスピーディーな連携は全国にまたがり、我が息子もこの連携によってサポートしてもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。
その後、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏の著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせを行い、最後に初めて参加された方を中心に現在のお困りごとについて話し合いをしました。
私は、当会に参加してちょうど1年になりますが、当事者への果てしない尻ぬぐいに困り果て、たどりついたのがこの家族会でした。書籍を読み合わせ、メンバーの話を聞き、今までの息子への対応は、間違いだらけだったと知り愕然としました。当会に何度か参加するようになり、メンバーと悩みや思いを共有する中で少しずつ気持ちが落ち着いていく自分がいました。当会では、知識や対応の仕方を学ぶことができ、息子への正しい向き合い方も当会のメンバーに教えてもらい対処しています。困った時は相談できる場所があることは基地があるようでとても心強いです。家族のギャンブル問題で苦しみ、どうしたらよいのか悩んでいらっしゃいましたら一度当会へ足を運んでみてください。解決の糸口が見つかると思います。
次回は、9月28日(日)各務原市商工振興センターで開催予定です。是非ご参加ください。お待ちしております。
岐阜県在住 二村