8 月 31 日(日)、ホクト文化ホールにて全国ギャンブル依存症家族の会長野が開催されました。
はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の方が、「絶望から希望へ 仲間とともに」というテーマでご自身の体験を語られました。依存症は誰もがなりうる“病気”であり、家族を大切に思っていても、自分の意思だけではギャンブルをやめられず、深く苦しんでいたことが伝わってきました。回復には、自助グループに継続的に通うこと、そして家族の正しい理解と対応が不可欠であると力強く語られました。実際に体験された方の言葉には説得力があり、一つひとつが心に深く響きました。改めて、私自身もギャンブル依存症という病気に対して正しい知識と理解を身につけたいと感じました。
続いて、全国ギャンブル依存症家族の会 長野のメンバーであり、当事者の妻という立場の方から「仲間からもらった大きな勇気」というテーマでお話がありました。借金、夫婦関係、子どもの問題など、数々の悩みを一人で抱え苦しんでいた日々。そんな中、当会のメンバーに支えられ、その言葉を信じて勇気を出して行動したことで、今では「安心・安全な日常を取り戻せている」と語られました。メンバーの存在が、こんなにも心強い支えになるのだと知り、私もまた希望を持つことができました。
お二人の体験談から改めて、「家族の正しい対応の重要性」や「まず自分自身が心身ともに健康でいることの大切さ」を痛感しました。私もかつてギャンブル依存症の息子に対して誤った対応をしてしまい、状況を悪化させた苦い経験があります。しかし、当会に参加してからは、メンバーと共に正しい対応を学びながら、冷静に問題と向き合う力を少しずつ身につけています。私自身も前向きな変化を感じており、自分が前向きになれたからこそ、今は同じ悩みを抱えるご家族の支えになりたいという思いが強くなっています。
当会には、同じような経験をしてきたメンバーがたくさんいます。一人で抱え込まず、ぜひ一度参加してみてください。
次回は、9 月 28 日(日)13:30~ホクト文化ホールにて開催予定です。
滋賀県在住 川崎