ギャンブル依存症への理解を深めるー支え合うことー(鹿児島)

 2025年8月16日(土)霧島市国分公民館にて全国ギャンブル依存症家族の会 鹿児島が開催されました。はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症を考える会の当事者支援部の方からご自身の体験談をお話しいただきました。当事者の自助グループに参加するようになり、同じような経験をしてきたメンバーと体験を共有することで今までの自分に向き合うことが出来たということと、「家族の理解」「仲間」「回復プログラムを行うこと」が、回復の支えになったことをお話しいただきました。今回はもうひと方、回復施設へ入寮後、卒寮された方も体験談をお話しいただけました。20代前半と若く、一人暮らしが立ちいかなくなり親に助けを求めたそうです。ギャンブル依存症からの回復施設へ入寮した当事者メンバーからの体験談は、聞く機会がなかったので貴重なお話でした。

 また、私たち家族の立場より、当事者のお二人へ質問をさせて頂く時間を設けました。当事者お二人とも、家族が先に当会に参加して対応を学んでいてくれた事、ギャンブル依存症への理解をしてくれていた事は良かったとお話しくださいました。

 現在、当会に参加し始めた私にとって、この言葉が強く心に残りました。私自身は、約3か月前にパートナーの会社での横領が発覚しました。その後すぐにギャンブル依存症からの回復施設への入寮となりましたが、問題発覚前に当事者の兄妹が当会に相談しており、今後の対応を学び、当会メンバーに困り事を相談出来ていたので迅速なサポートをしていただけました。当初は、突然の事にこれからどうしていけば良いのか不安ばかりでした。しかし、参加していくにあたり皆さん同じように辛く、苦しい毎日と向き合い続けてきたということと、その経験をまた他の参加メンバーに話していくことで自身の心の回復にもなるんだという事が分かりました。

 当会は、不安やどのように対応すべきかという悩みを相談できる場です。もし、家族の問題で悩んでいらっしゃいましたら、当会に参加してみてください。
次回は、9/13(土)14:00〜霧島市国分公民館(霧島市役所シビックセンター)で開催します。どなたでもご参加頂けます。家族だけで解決しなくてはと苦しまずにぜひご相談ください。

                             鹿児島在住 藤澤