令和7年8月 16 日(土)群馬県社会福祉総合センターにて、「全国ギャンブル依存症家族の会 群馬」が開催されました。
はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部の方の体験談を聞きました。ギャンブルをしていた時は、やめたくてもやめられず、お金のことばかりを考えていたけれど、自助グループと当事者支援部のミーティングに参加して、依存症は同じ経験をした仲間と共に立ち直っていくことを痛感されたそうです。家族が家族会で適切な対応を学んでくれたことにも感謝していました。今では助ける側として活動している姿に、再スタートへの希望が湧いてきました。
体験談終了後、当会員が製作した「誰でも、なる。誰でも、治る。」の 1 分間の動画上映がありました。依存症問題で苦しんでいる家族の思いがすべて詰まったメッセージになっており、涙が込み上げてきました。ぜひ、多くの人に見てもらいたいなと心より願いました。
動画上映の後は、グループに分かれ初参加者中心に相談の時間を設けました。家庭の問題やお金のことを相談するのは勇気のいることだと思いますが、同じ経験をした者同士、寄り添いながら話を聞く皆の姿勢に相談者も安心し、だんだん表情が和らいでいきました。私はそれを見てとても嬉しく思いました。
私の息子はギャンブル依存症で回復施設に入所しました。病気が発症した当初は息子の問題で眠れぬ日々を送ってきました。「私の育て方が悪かったのか?」と自分を責めたりもしました。しかし、家族として正しい支援を学び、心の落ち着きを取り戻しつつあります。ギャンブルの問題で悩んでいる方へ、一緒に解決策を見つけましょう。次回は9月 20 日(土)13:30 より、ぐんま男女共同参画センターにて開催です。(当事者会も同時開催)

