安心・安定を取り戻し、希望の道へ(東京・東地区)

2025年8月31日(日)、江東区総合区民センターにて「ギャンブル依存症家族の会 東京(東地区)」が開催されました。

冒頭では、「公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会・当事者支援部」の方より、ギャンブル依存症から回復している当事者が、ギャンブルの問題に悩む人を助ける支援について説明がありました。

私の息子も、ギャンブル依存症の当事者です。初めて息子と地方のセミナーに参加した際、混乱の中にいた私はどうしたらよいのかわからず、不安で押しつぶされそうでした。そんな私に、家族の会のメンバーが優しく声をかけてくださり、「なんでも相談していいよ」「一人じゃないよ」と言ってもらえて、安心と希望が見えました。

続いて、冒頭でお話された「全国ギャンブル依存症家族の会」のメンバーである当事者の妻も登壇し、夫婦での掛け合いが始まりました。当事者とその妻が、支援部と家族の会それぞれから伴走支援を受け、笑顔を取り戻すまでの日々を振り返られている姿に、勇気と希望が湧きました。

また、別のケースで、家族の会から全面的にサポートを受け、子どもと安心して暮らせる生活を取り戻したという家族側の話を聞き、当会の支援と家族の行動力がとても重要だと実感しました。

私は自分の価値観に固執し、息子や周り人が思い通りにならないと苛立ちや怒りをぶつけていました。そんな自分自身の問題に向き合わずに蓋をして、正当化していたのです。息子のギャンブル依存症が発覚したことで、初めて自分自身と向き合い、新しい生き方を考えるきっかけになりました。そしてその過程で、家族の会メンバーが伴走してくれ、少しずつ前を向けるようになりました。

次回の「ギャンブル依存症家族の会 東京(東地区)」は、9月27日(土)13:30〜16:00 亀戸文化センターにて開催予定です。関心のある方は、ぜひご参加ください。

千葉在住 宮本