経験から学ぶ正しい知識と対応(山形)

全国ギャンブル依存症家族の会 山形が令和7年8月2日(土)山形市市民活動支援センターにて開催されました。

はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部メンバーの体験談をお聞きしました。

ギャンブルをやめられず、自分の生活がギャンブル優先になってしまうことなど、当事者にしかわからない自身の変化がある事がわかりました。多くの当事者にとって共感することがあると思うので、これからも多くの方に足を運んで欲しいと思いました。また、当事者支援部メンバーの皆様には、これからも回復のメッセージを広めてほしいと思います。

続いて、全国ギャンブル依存症家族の会宮城のメンバーより、家族の体験談をお聞きしました。当会メンバーのアドバイスや、正しい知識に基づいて行動することが大切と知りました。どのような対応をしたらいいかわからない時や、1人では不安な時も頼りにできる人がいることで安心感があると思いました。

お話をお聞きして、私が初めて家族の会へ参加した頃を思い出しました。私もギャンブル問題を抱える家族のことを誰にも相談できず、最初は当会に電話することもためらっていました。私は参加する前は、ギャンブルを繰り返す家族へ間違ったやり方をしていました。しかし当会に参加し、メンバーの話をお聞きして、正しい対応を知る事ができました。早く参加すれば、安心と確信を持って対応できたのではないかと思いました。

その後、当事者と家族に分かれて相談の場を設けました。当会に初めて参加された方を中心に話をお聞きし、当会メンバーの経験を交えながらこれからの対応についてのアドバイスをしました。

これまで自分だけで抱え込んでいた思いを話し、正しい対応を知ることで、相談者の表情がほっと和らいでいく様子が印象的でした。

今回、準備していた椅子が足りなくなるほど大人数の方に参加して頂きました。

それでも、まだ山形には、誰にも相談できず悩んでいるご家族がたくさんいると思います。

一人で抱えずに当会に参加してみてください。依存症の正しい知識と対応を一緒に学んでいきましょう。

次回は令和7年10月4日(土)山形市市民活動支援センターにて開催されます。

山形県在住 鈴木