8月31日(日)にアスト津において、ギャンブル依存症セミナー&相談会が開催されました。190名の参加があり、ギャンブル依存症という病気に関心を持っている方が沢山いることを改めて感じました。
初めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーと、妻の立場で全国ギャンブル依存症家族の会 愛知のメンバーの体験談を聞きました。当事者支援部のメンバーからは、家族の正しい対応のおかげでギャンブル依存症からの回復をしている、家族の会のメンバーからは家族の会と自助グループに参加して、ひとつずつ問題に取り組み解決することで自分の未来に希望が見えてきたと話がありました。それぞれがしっかりと回復に向かって前に進んでいることがわかりました。
講演では、三重県立こころの医療センターの森川先生が依存症の仕組みや治療について詳しく説明してくださいました。
その後、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の代表、田中紀子氏と依存症から回復した当事者の家族、当事者支援部のメンバーを交えてのトークセッションが行われました。明るく楽しい雰囲気の中で笑いを交えながら参加者に元気を与えてもらいました。
私の息子もギャンブル依存症ですが、何度も肩代わりをしてしまった結果、かえって病気を悪化させてしまいました。当会のメンバーに「これは誰でもなる病気だから、家族が正しい対応をしていけば回復していける」と心強い言葉をかけてもらい、ギャンブル依存症について正しい知識と対応を学ぶことは回復のステップになることを教えてもらいました。
息子は精神的に追い詰められ、当事者支援部の方に助けを求め、ギャンブル依存症回復施設に入寮することができました。助けを求める場所があるのは、家族にとっても当事者にとっても大きな支えになります。
次回は、10月5日(日) 四日市市地場産業振興センター「じばさん」で、家族の会と当事者会が開催されます。どうかひとりで悩まずにお越しください。
三重県在住 水谷
