回復の希望をみつけよう(当事者支援部 大阪)

令和7年9月14日(日)、大阪市内にある阿倍野市民学習センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会(大阪・堺)および当事者会を開催しました。

最初に、回復を続ける茨城の当事者支援部から当事者体験談、家族の体験談を聞き、その後別室で当事者会を実施しました。当事者会では、お互いにギャンブル依存症に至った経緯を話したのち、依存症が病気であること、依存症からの回復のためには自助グループで行われるミーティングが効果的であることを伝えました。

初めて当事者会に参加された方も、過去に自助グループに参加していたが、足が遠のいてしまい、結果的にはギャンブルに手を出してしまったと、ご自身の状況を正直に話してくれました。また、今は継続的に自助グループや当事者会に参加しギャンブルをやめている方も、過去に再度ギャンブルをしてしまい病気がさらに悪化した経験を話してくれ、回復を続ける姿が初めて参加した方の希望になることを改めて感じました。

最近社会的に問題になりつつあるオンラインでの公営ギャンブルがやめられず困っているとの相談者も複数人いたため、当会でも推奨しているオンラインギャンブルをブロッキングするアプリの導入、継続して自助グループやオンラインミーティングに参加することの重要性を伝え、散会しました。

大阪近辺ではギャンブル依存症の自助グループが増えています。当事者会に初めて参加する人には、ギャンブル依存症から回復している人がいることを目の当たりにして、希望を持っていただけたらと思います。