2025年8月10日 アビオあおもりにて、全国ギャンブル依存症家族の会青森が開催されました。
はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部メンバーより「ありのままの自分で生きる」というテーマの体験談をお聞きしました。表面化している借金の問題だけではなく、依存症から回復していくまでの気持ちの変化をお話しになり、再発したときに辛い時期があったことやその時に相談したメンバーに支えられて、ありのままの自分を受け入れられるようになった心の変化や姿勢に感動と希望を覚えました。
次に、全国ギャンブル依存症家族の会メンバー(妻の立場)から「家族会・自助グループの力」というテーマの家族の体験談を聞きました。夫のギャンブル問題で当会に参加されたとのことですが、自分の苦しい経験を同じように悩んでいる人に伝えることで、同じ境遇の人の支えになり辛かった経験も人生の財産になったというお話は、私の心に残りました。また、メンバーと過ごす事は孤独にならずに自分の気づきや学びを深める機会が得られ、元気を取り戻すことができる為、メンバーの中にいることが大事だということも、お聞きし私も共感しました。
その後は、当事者と家族がそれぞれの部屋に分かれて会が行われました。
私は息子の問題で当会に参加しています。それまでは、息子の借金の肩代わりや金銭管理をしてきました。当会に参加してそれが間違った対応であり、息子の病気を悪化させていたことに気づきました。再び、借金が発覚した時に、私が息子への対応を変えたことで、息子は当事者メンバーからサポートを受けるようになりました。
今では息子はギャンブル依存症からの回復に向き合えるようになり、私も自分の心の回復に取り組みながら、適度な距離を保って過ごしています。当会メンバーの支援には心より感謝しています。
ギャンブル、借金問題で悩んでいる方は、どうか当会に足を運んでみてください。
支えてくれるメンバーと出会い、一歩を踏み出すきっかけになると思います。
青森県在住 葛西