令和7年8月23日(土)、全国ギャンブル依存症家族の会福島を郡山中央公民館にて開催しました。
まず、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の方から、体験談をお話しいただきました。
依存症の当事者は、ギャンブルによるさまざまな問題が起きている中で、「自分は病気では無い」と強く否認してしまうことが多いそうです。そんな中でも、家族の正しい対応でやっと自分の病気と向き合うことができたという体験談に、参加したご家族からは深い共感の声があがりました。
「家族も、依存症という病気を学び、正しい対応をしていくことが大切なんだ」と、改めて感じる時間となりました。
続いて、当会メンバーより母親の立場からの体験談がありました。
「息子の病気をなかなか認められず、自分なりのやり方で対応してしまい、かえって病気を悪化させてしまった」という言葉に、私も息子の病気を認めるのに時間がかかり、長い間自分勝手なやり方で対応していた頃を思い出しました。家族が依存症という病気を理解し、正しい対応をとることが、本人にとっても、そして家族自身にとっても、病気から回復するための大切な一歩になるのだと感じさせられました。
その後は、初めて参加された方を中心に、それぞれの困りごとをお聞きしました。
「どうしていいか分からず、ただ困り果てていた」そんな気持ちで当会に相談に来られる方は少なくありません。私自身も、初めて相談したときには同じように途方に暮れていました。
ですが、当会メンバーの伴走支援を受けながら“正しい対応”を積み重ねていくことで、少しずつ希望が見えてきました。
一人では決してできなかったことです。同じ経験を持つメンバーの存在は本当に大きな支えだと感じています。
次回は、令和7年9月27日(土)13:00〜郡山中央公民館にて開催いたします。
ギャンブルのことで悩んでいる当事者の方、ご家族の方、どうぞお気軽にご参加ください。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
福島在住 永山
