2025年10月5日(日)四日市市にて、「全国ギャンブル依存症 家族の会 三重」が開催され、別室にて「当事者の会」も開かれました。今回の集まりでは、東京から公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーをゲストとして招き、貴重な話を聞くことができました。
前半は、ゲストのメンバーが自身の体験を語ってくれました。ギャンブル依存症の渦中で苦しんだ日々、そこから回復へと歩み始めるまでの経緯、そしてギャンブル依存症の回復施設での具体的な取り組みについて、率直に話してくれました。参加者は深くうなずきながら耳を傾け、回復の道のりが決して一人で歩むものではないことを改めて実感できる時間となりました。
後半は別室に移り、当事者同士による経験の分かち合いを行いました。形式張らず、クロストークを交えながらざっくばらんに語り合うことで、互いに安心感を持ちながら本音を話せる雰囲気が生まれました。「自分だけではない」という実感や、「仲間とともに歩んでいける」という希望を共有できたことは、参加者一人ひとりにとって大きな支えとなったように思います。
今回の当事者会は、私たちにとって新たなつながりを得る機会であり、また一歩前へ進むための力を分かち合える場となりました。ギャンブル依存症からの回復は長い道のりですが、このように仲間と出会い、体験を共有し合うことが大きな助けになります。今後も「全国ギャンブル依存症 家族の会・当事者の会 三重」では、定期的に交流と分かち合いの場を設けていきたいと考えています。同じ課題を抱える方や、そのご家族・当事者の方々にとって、安心して集える場所であり続けられるよう取り組んでまいります。
公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部
