みんな、ひとりじゃない(高知)

9月21日(日)土佐市複合文化施設つなーでにて、全国ギャンブル依存症家族の会高知が開催されました。

はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部のメンバーの体験談を聞きました。

家族の対応が変わった事で自分自身のギャンブル依存症に向きあえるようになった。ギャンブルは絶対にしないと約束する事は出来ないが、ギャンブルをやめ続けるための努力と行動は続けたい。と話されました。私はこの病気の難しさを再認識すると共に「誰でも、なる。誰でも、なおる。」病気です。ひとりでも多くの家族の方に当会で家族の正しい対応の知識を学んでほしいと思いました。

次に、質疑応答が行われ、当事者支援部メンバーの方は1つ1つの質問にとても誠実に答えて下さいました。その中で私は、「1番苦しい時、生きるためにギャンブルをする事を選んだ。ギャンブルを止めると生きていけなかった。」という言葉に衝撃を受けました。

過去に自身のギャンブル依存症に苦しんだが、現在は今苦しんでいる人々の支援をされているというお話にとても感動しました。そして、その姿はすべてのギャンブル依存症者とその家族の希望であると感じました。

私は当会に参加するまで息子のギャンブル問題を誰にも言えずに一人で悩んでいました。そんな私でしたが一生分の勇気を振り絞ってドキドキしながらやっとの思いで会場に一歩踏み入れる事ができたのが1年3ヶ月前のことでした。その時、家族会メンバーは温かく迎え入れてくれ、その後も当会に行くたび「私は一人じゃないんだ」という安心感で胸がいっぱいになりました。

他県にいる息子はまだ自分の病気を認められず、自助グル-プに参加をしていませんが息子は息子、私は私として家族会で病気の知識と家族の対応を学んでいきたいと考えています。

今 家族のギャンブル問題で苦しんでいる方、どうか一度、家族会に参加してみて下さい。心よりお待ちしております。

次回は 10月12日(日)13時30分より 土佐市複合文化施設つなーでにて、家族会、当事者会を同時開催いたします。

   高知県在住 福本