家族の対応が回復への鍵となる(山形)

2025年9月7日(日)「山形県生涯学習センター遊学館」にて、全国ギャンブル依存症家族の会山形が開催されました。

はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の方より体験談をお話しいただきました。

当時のご家族の対応についてもお話しされ、家族側の肩代わりは決して本人のためにはならないということを身をもって体感されたというお話を聞き、私は思わずゾッとしました。

なぜなら、私の夫もギャンブル依存症の当事者であり、問題を大きくしたくない一心で、私自身も何度か肩代わりをしていたからです。その時には私が彼のためにどうにかしなくては、という思いで肩代わりをしていました。結果的にそれが問題をさらに悪化させていたことを、改めて思い出しました。将来が不安な日々が本当に辛かったです。

当事者支援部の方は「家族には正しい知識を身につけてほしい。肩代わりは絶対にしないでほしい。」と強く伝えておられました。本当にその通りだと思います。家族が正しい知識を持つことでこそ、当事者が助かるチャンスを掴めるのだと感じました。私も正しい知識を持って対応をすることで、夫が依存症からの回復に向き合うきっかけになりました。

私自身は、家族会に参加し、メンバーの力を借りて自分に向き合うことで、心が安定し、少しずつ将来に希望を持てるようになっています。これからも当会や自助グループへ参加し、たくさんのメンバーと共に学びを深めていきたいと思います。

次回の全国ギャンブル依存症家族の会 山形は、11月2日(日)「山形県生涯学習センター遊学館」にて、当事者会も同時に開催されます。

ギャンブルの問題で悩んでいる方やそのご家族にとって、きっと支えになる場だと思います。ぜひご参加ください。

新潟県在住 高橋