2025年9月20日、金沢歌劇座にて「全国ギャンブル依存症家族の会 石川」が開催されました。
今回は、家族の会のメンバーと、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーが、それぞれの体験を語ってくれました。
家族の会のメンバーからは、ギャンブル依存症の家族の問題に悩み、一年前に勇気を出して当会に参加したこと、そしてこの一年で依存症の病気の知識を学び、当事者への対応を変えたことについての話がありました。
当事者支援部のメンバーからは、自身もかつてギャンブルの問題を抱えていた経験を語ってくれました。どうしてもやめられなかった時期に、家族が正しい知識をもって関わってくれたことが、状況を変える大きなきっかけになったそうです。
お二人の話から、「家族が関わり方を変えることが、状況の改善につながる」ということを、改めて実感することができました。
私自身も、当事者である夫への対応を変えたことで、本人が病気と向き合うきっかけが生まれた経験があります。それまでは、夫の言動に振り回され、目の前の問題だけを何とかしようとする対応を繰り返していました。しかし、当会に参加し、サポートを受ける中で、自分自身の考え方や対応を整理することができ、家族としての問題にも少しずつ向き合えるようになりました。今振り返ると、以前のような関わり方を続けていたら、本人が自分の問題に向き合う意識を持てなかっただろうと感じています。
家族が正しい対応を学ぶことで、状況は変えていけます。
私たちは、その一歩を踏み出すお手伝いをしたいと考えています。当会では、一人ひとりの事情に寄り添いながら、連携してサポートを行っています。
まずは、家族会にご参加いただき、ご相談ください。お待ちしています。
東京都在住 篠田
