2025年9月28日(日)、雀宮生涯学習センターにて「全国ギャンブル依存症家族の会 栃木」を開催しました。
当事者の方とご家族の体験を伺い、多くの学びと希望をいただく時間となりました。
妻の立場の方からは、夫のギャンブル問題に悩み、「私が何とかしなければ」と必死にもがく日々を過ごしていたことを話されました。
そんな中で家族会に出会い、同じ立場の方々と話すうちに「自分ひとりで抱え込まなくてもいいんだ」と感じられるようになったそうです。
当会メンバーの温かい支えの中で気持ちを整理し、夫との関わり方を少しずつ見直していくうちに、心が軽くなっていったといいます。
今では、あの頃よりも前向きに自分の人生を大切にできるようになり、「自分らしい生き方を取り戻せた」と話されていたことが印象に残り、感動しました。
公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーの方からは、
「自分の問題に向き合うことが怖くて長い間苦しんでいたけれど、当事者メンバーの中に居続けることで心がほぐれていった。
今は自分の経験を正直に伝えることができるようになり、とても気持ちが軽くなった。」という言葉が印象的でした。
立ち直りの過程は、ただギャンブルをやめることではなく、自分の生き方や考え方を見つめ直す時間でもあるのだと感じました。
私は息子がギャンブル依存症です。
何度も「これが最後」と言われ、そのたびに借金を肩代わりしたり、お金の使い方を見張ったりしてきました。
しかし、家族会に参加し、同じ悩みを抱えた方々と話すうちに、息子の問題を私が抱え込みすぎていたことに気づきました。
「息子の人生は息子のもの」「私は私の生活を大切にしよう」と思えるようになり、少しずつ気持ちが楽になりました。
家族が学び、借金の肩代わりをやめることが、本人が立ち直るきっかけになることを実感しています。
もし今、あなたが一人で、あるいは家族だけで悩んでいるなら、どうか一度家族会にいらしてください。
ここには、あなたの気持ちを理解し、そっと寄り添ってくれるメンバーがいます。
ほんの少し勇気を出して踏み出すことで、きっと未来の景色が変わります。
次回開催のお知らせ
- 日時:2025年10月26日(日)
- 場所:雀宮生涯学習センター
参加はどなたでも可能です。初めての方も安心してご参加いただけます。
ギャンブルの問題を一人で抱え込まず、私たちと一緒に考えてみませんか。
栃木在住 大橋

