令和7年10月12日（日）草津アミカホールにて、全国ギャンブル依存症家族の会滋賀が開催されました。
初めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の方から体験談を聞きました。妻が当会に参加し続けてくれたおかげで、ギャンブル依存症からの回復に向き合うことができたと話されました。回復には仲間と共にミーティングとフェローシップをすること、そして、自分に向き合うための12ステッププログラムをすることが重要だと教えていただきました。
次に全国ギャンブル依存症家族の会鳥取より、母の立場の体験談を聞きました。息子のギャンブルでの借金が発覚後は何度も肩代わりを繰り返し、全財産を出しても息子の病気は治らないと知り絶望する中、新聞で当会を見つけ参加されたそうです。同じ悩みを持った人の元気な姿に励まされ、自分もそうなりたいと感じたと話されていました。 体験談を聞いて、ギャンブル依存症は脳の機能不全による病気で、家族の間違った対応が病気を悪化させてしまうこと、正しい知識と対応を知ることの大切さを改めて感じました。また、家族も安心して話せる場と仲間が必要であることも共感しました。
私も息子のギャンブルの問題で同じように肩代わりを繰り返し、息子の病気を悪化させ追い詰めてしまいました。私の対応が間違っていたことに気づき後悔ばかりしていましたが、会に参加することで、メンバーになんでも相談し、正しい対応を学ぶことで元気になりつつあります。現在、私の息子はギャンブル依存症の回復施設で自分の回復に向き合っています。
次回は、11月29日（土）大津市ふれあいプラザにて、ギャンブル依存症セミナー＆相談会 滋賀が開催されます。ギャンブル問題でお困りのご家族の方、ここには解決策があります。1人で悩まず、勇気を出して参加してみてください。回復という未来が見えてきます。
滋賀県在住 前田
