体験談が照らす回復への希望(千葉)

2025年10月11日(土)、千葉県社会福祉センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会 千葉が開催されました。
はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の方と、当会東京の妻の立場の体験談を聞きました。
当事者の体験談では、FXを始めてわずか5か月でギャンブル依存症になった過程、そこから、自助グループや当事者支援部のサポートを受けて、病気に向き合う時間を作れたことが回復につながったという話を聞き、希望を感じさせるその姿が心に強く焼き付きました。
家族の体験談では、ギャンブルと借金を繰り返す夫に、怒りや悲しみで憔悴する中、自助グループや家族会に参加し、いまでは家族の再構築に向けて前向きに頑張っている明るく元気な姿に希望の光がみえました。
次に、(公社)ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」を読み合わせ、家族の正しい対応方法について学びました。その後、初参加の方々を中心に現在の困りごとや心配事を共有し、今後の対応など一人一人にアドバイスがありました。
私も当会に参加したばかりの頃は、「この先どうなるのか」と不安で、心が押し潰されそうな気持ちになっていました。けれども、継続して参加をすることで、 同じ経験を持つメンバーとの共感や、当会の豊富な経験と知恵から、不安はいつしか安心感に変わり、希望を持って前を向けるようになったと感じています。
身近な人のギャンブルの問題に悩んでいたら、是非、当会に足を運んでみてください。
心に寄り添ってくれるメンバーにも、解決策にも出会えると思います。

東京都在住 加藤