依存症当事者として生きる(福井)

9月13日(土)福井市のユニオンプラザ福井にて、全国ギャンブル依存症家族の会福井が開催されました。

はじめに公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部メンバーから『依存症当事者として生きる』と題して体験発表がありました。日常生活の中でギャンブルが最優先となり、優先順位が狂っていると思いながらもギャンブルがやめられない苦しみや悩みがあった事を語られました。様々な出来事の果て、「やっと正しく絶望した」とターニングポイントを感じ、当事者支援部に繋がり、回復した仲間との出会いや支えがあり、ご自身の生き方を変えることができたと語られました。

私は息子が当事者です。会に繋がる前は
「なぜ、私が息子のギャンブル問題で苦しまなければいけないの?」という気持ちしかありませんでした。しかし、当事者もたくさんの悩み、苦しみがあった事を知り、苦しい思いは家族だけではなく当事者自身も辛い思いをしているんだという事にあらためて気付かされました。そして、家族も当事者も相談できる人や場所、正しい知識と対応を身につける事の大切さが必要である事をあらためて感じました。

後半には当事者と家族会の方とのトークセッションも開かれました。当事者も家族も会に繋がり、継続して参加していく事の大切さを語られました。私も、これからもギャンブル依存症について正しく学び、正しく対応できる様に会に参加し続け、メンバーの中で一緒に歩んでいきたいと思いました。

『はじめの一歩』は大変勇気がいる事ですが、どうか1人で悩まず家族会に参加してみてください。きっと、「来てよかった」と思ってもらえる場所になると思います。

  愛知在住 佐藤