家族の正しい対応が当事者を回復へ導く鍵(福井)

10月11日(土) フェニックスプラザにて、全国ギャンブル依存症家族の会福井が、開催されました。
初めに、当事者の方と続いて家族の方、それぞれの体験談を聞きました。その後、グループに分かれて初めて参加された方を主に、抱えるお困り事の解決策について話し合いました。
二人の体験談を通じて、私が強く共通して感じたのは、「家族の正しい対応が当事者を回復へと導く鍵になる」という事実です。
私自身、息子のギャンブルの問題で家族会に参加し、借金の肩代わりが、実は息子のギャンブル依存症を悪化させていたという事実を初めて知りました。
体験談でも強調されていたように、ギャンブル依存症は誰でもなりうる病気です。
その人の意志が弱いから、性格が悪いから、ダメ人間だからなるのではありません。
当事者の嘘や、借金の問題で家族も傷ついています。
また、「いつか元に戻るだろう」、「自分がなんとかしなければ」と一人で抱え込みがちです。
私もそうでした、息子を恥じ、私がなんとかしないと、と苦しんでいました。
誰にも相談できず、一人で苦しみ続けている家族の方へ、まずは勇気を出して家族会へ来てください。
家族会には、深い共感があります。そして同じ経験をしたメンバーがあなたの解決策を一緒に考え、寄り添います。
来月11月16日(日)13時30分よりフェニックスプラザにて、セミナーを開催します。
ぜひご参加ください。お待ちしております。

大阪府在住 奥野