令和7年10月26日(日)、サンポート高松にて「全国ギャンブル依存症家族の会 香川」が開催されました。
最初に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーから体験談が語られました。
依存症の中で苦しみながらも、仲間や家族との関わりの中で少しずつギャンブル依存症からの回復へと歩みを進めてきたお話に、深い感銘を受けました。とくに、素直さを取り戻していく過程や、家族との関係が少しずつ回復していく姿には、私自身も「回復は現実に起こるものなのだ」と感じ、希望をもらいました。
「依存症は脳の病気で、誰でもなる、誰でもなおる」というメッセージが、会場全体に温かく響いていました。
続いて、全国ギャンブル依存症家族の会・徳島のメンバーによる家族の体験談がありました。
家族としての葛藤や迷いの中で、それでも学び、支援につながっていく姿に胸を打たれました。「同じ経験をした人がいる」という気づきの大切さや、手放す勇気が回復を支えることを改めて感じました。
後半の当事者会では、初参加の方も交えて、今抱えている悩みや回復への取り組みを分かち合いました。
経験を通じた言葉の一つ一つに、安心や共感が広がり、互いの存在が力になっているのを感じました。継続して参加しているメンバーの変化や前向きな姿勢にも、確かな希望を見ることができました。
当事者も家族も、それぞれの立場で回復に向き合いながら、支え合い、励まし合う。
そのつながりの中で生まれる「人の力」を強く感じる一日となりました。
次回の全国ギャンブル依存症家族の会 香川は、11月30日(日)13時半より、高松市のサンイレブン高松で開催予定です。
当事者会も同時開催となります。初めての方も安心してご参加いただけます。どうぞお気軽にお越しください。
