2025年10月11日(土)霧島国分公民館にて全国ギャンブル依存症家族の会鹿児島が開催されました。
始めに公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者の方がご自身の体験談を話してくださいました。ギャンブルの借金はギャンブルで返すという思いになって賭ける金額と共に借金が増えていき、ますます自分を追い込んでいったとの事でした。
この体験談を聞いて自身の息子の事を思いだし、ギャンブルをしたくてしていたのではなく、最終的には返すお金を得るためにしてしまっていたのだという事に気付いた時と重なりました。当事者の方は自助グループに参加するようになり、同じような問題を抱えたメンバーと話をするうちに自分と向き合う事ができ、回復の道への支えになったという事でした。
私は当会に参加しはじめて4ヶ月になりましたが、自分の意思では回復出来ないのがギャンブル依存症という病なのだと学びました。私は今年5月に鹿児島で開催されたギャンブル依存症セミナーに娘と共に初めて参加しました。会場のドアを開け、多くの参加者がいたことで我が家だけでなく悩み苦しんでいらっしゃる方がこんなにもいることに驚きました。その約1ヶ月後に息子が会社で横領したことが発覚しました。頭が真っ白になり、眠れない夜を過ごしました。私はまだその時この会に参加していませんでしたが、娘が数回相談していたことで会のメンバーが迅速に対応してくださり、息子はすぐに回復施設に入寮することができました。
メンバーの体験談やアドバイスを伺い、これまで息子のためと思ってしていたことが間違いであり、娘達にも苦しいつらい日々を過ごさせていたことに気付きました。しばらくは涙の日々でしたが、最近は会のメンバーの方達から「随分元気になりましたね」と声をかけていただけ、会に参加し続けることが自分の回復の道であり、息子の回復の道につながるのだと思いました。
この会には同じような問題を体験された家族がたくさんいらっしゃいます。
笑って過ごせる日を取り戻す為に家族だけで苦しまず是非参加してみてください。
次回は、12月13日(土)14:00~霧島国分公民館(霧島市役所シビックセンター)にて開催予定です。
鹿児島在住 又木

