ギャンブル依存症セミナー (当事者支援部 岡山)

11月9日(日)、岡山にてギャンブル依存症セミナー&相談会が開催されました。

セミナーは当事者と家族の体験談から始まり、岡山県精神科医療センターの橋本望先生のご講演、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の田中代表の講演、最後に俳優の高知東生さん、橋本先生、田中代表によるパネルディスカッションが行われました。

当事者の体験談では、当事者はギャンブルをしてしまう習慣(回路)ができてしまっていること、それを止めるには新たな習慣を作っていかなければならないということが強調されていました。

家族の体験談では、地元保健所に相談をしたところ、全国ギャンブル依存症家族の会を紹介され、そこから繋がり回復をしていっている話を聞いて、行政との関わりも重要であるということを学びました。

橋本先生からはいつも当事者や家族目線でお話をしていただき、非常にわかりやすい話ではないかと感じました。
私も先生から相談会のチラシをいただき、今現在、回復することができています。医療との連携も重要であることの再確認ができました。

田中代表からは借金の肩代わり、説教、金銭管理や行動監視はしてはいけないとの話しがありました。当事者が回復する上で、家族の適切な対応は非常に重要であると感じました。

高知さん、橋本先生、田中代表のパネルディスカッションでは笑いあり、感謝ありでとても大盛況でした。
『生きづらさ』
行き詰るまでは気づくことができなかった。
その言葉には共感と言葉の重みを感じました。
生きづらさと依存症、改めて色々な要因があり依存症になっていくんだなということがわかりました。

セミナー後は田中代表の相談会もあり、別居や入院、施設といったそれぞれの当事者に最善である提案のお話がありました。
すぐにすぐ、受け入れることはできないかもしれませんが、それぞれの方にとって今回のセミナーが何かのきっかけになってくれることを切に願います。

当事者も36名参加と過去1番の多さでした。
1人でも多くの人たちを助けられるように家族、当事者支援部が連携して活動していきたいと思います。

来月の岡山の当事者会は12月27日(土)に開催されます。
みなさんのご参加お待ちしてます。