令和７年11月２日(日)山形県生涯学習センター遊学館にて「全国ギャンブル依存症家族の会 山形」が開催されました。
はじめに、公益社団法人 ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の方から体験談が語られました。その中で、私たち家族の当事者への向き合い方に示唆に富んだお話をいただきました。また、「ギャンブル問題は表面に現れた氷山の一角で、本当の問題は性格上の欠点や考え方の癖であり、ギャンブルが止まっていても問題の本質を解決しないと生きづらさを抱えたままでギャンブル以外の別の問題が起こる」ことを教えていただきました。当事者ご本人曰く「狂気」のような借金生活から現在は、当事者支援部の活動に携わりながら充実した日々を過ごされています。
その後２グループに分かれて、初めて参加された方の悩みや困りごとを中心にお話をお聞きしました。先行きが全く見えず、「これからどうなってしまうのだろう」という不安で押しつぶされそうな中、経験に基づいたメンバーからの助言に時折質問を交え、耳を傾けられていました。経験のあるメンバーからのお話で、少しずつ落ち着いた表情になっていくように思いました。
私自身、当会に参加して1年が経とうとしています。息子のギャンブル問題に借金の肩代わりを繰り返し、当時は心身ともに疲弊していたことを思い出します。誰にも相談できず、夫婦２人で思い悩み、今思えば間違った行動ばかりをしていました。当会に参加することで、その間違いに気づき、行動を変えるきっかけになりました。何よりも家族の会と自助グループにはメンバーからのサポートがあり、思い悩んだときに打ち明けることができる場所があります。
今、ご家族のギャンブル依存症問題で悩みを抱えている方、誰にも言えずに苦しんでいる方がいましたら、ぜひ当会にお越しください。どうか勇気をもって相談してください。
私自身も繋がることができた【ギャンブル依存症セミナー＆相談会】が山形市保健所 視聴覚室（霞城セントラル3階）において、11月30日(日)13:30～16:30 に開催されます。
解決の一歩を歩みだしましょう。皆様のご参加をお待ちしています。
次回の家族の会は、12月６日(土)13:30～15:30 山形県生涯学習センター遊学館で開催予定です。
新潟県在住 横田
