令和7年10月26日（日）全国ギャンブル依存症家族の会栃木が、宇都宮市雀宮生涯学習センターで開催されました。
はじめに、（公社）ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部のメンバーから、体験談と当事者支援部の活動についてのお話を伺いました。
当事者の率直な言葉に触れ、『ギャンブル依存症は意志の弱さではなく病気であること』そして『ギャンブル依存症からの回復には家族の正しい対応が重要であること』を改めて実感しました。
また当事者支援部がひとりひとりに寄り添い、きめ細かなサポートをされていることを知り、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
次に、初めて参加された方の困りごとを聞きました。当会メンバーからアドバイスをお伝えすると、少しずつ表情が和らいでいく様子に、相談できる場所があることの大切さを感じました。
私は、三男がギャンブル依存症の回復施設に入寮したことをきっかけに、5月から当会に参加しています。
それまでは「親の愛情で何とかなる」と信じて息子の借金を肩代わりし、必死に支えようとしていました。けれど、息子の様子が悪化していくのを見て、どうしていいのか分からず、心が苦しくてたまりませんでした。
当会に参加し、初めて自分の口から「息子はギャンブル依存症です」と言えたとき、心が軽くなりました。
自分の思いを話し、同じ悩みを抱える方の話を聞く中で、共感と安心を感じられるようになりました。今ではこの場所が私にとって心の拠り所になっています。
ご家族のギャンブルの問題で悩んでいる方は、家族だけで解決しようとせず、ぜひ家族の会に参加してみてください。
次回は、11月23日（日）に宇都宮市雀宮生涯学習センターで開催されます。お待ちしています。
千葉県在住 櫻井