2025年11月8日（土）千葉県船橋市の船橋北病院にて「ギャンブル障害ファミリークラス」が開催されました。
今回は、全国ギャンブル依存症家族の会東京、母の立場のメンバーから「さまざまな支援によって回復の道へ ～重複障害でも自立させる～」をテーマに体験談をお話ししました。
重複障害のあるギャンブル依存症の息子に対して、解決策が分からず困り果てていたところ、当会に出会い息子への対応を変えられたこと、そして、ギャンブル 依存症問題を考える会 当事者支援部と病院の連携により、息子を自立の道へ導くことができた経験を丁寧にお伝えしました。
どのような依存症の当事者でも、適切な支援に繋がることで道は拓けると、希望が持てました。
参加者の方々の立場は異なりますが、互いの体験談を聞くことで、「この苦しみは自分だけではない」と安堵された方もいらっしゃいました。
一方、多くの方が繰り返される借金に戸惑い、どのように金銭管理をすれば良いかという悩みを抱えておられました。
そこで、書籍「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」を皆で読み合わせ、なぜ金銭管理を止めるべきかを確認しました。
私は母の立場です。
当会に参加するまでは誰にも相談出来ず息子の借金の肩代わりを繰り返し、こんなことがいつまで続くのかと苦しい日々を送っていました。
しかし、当会や自助グループに参加したことで、ギャンブル依存症はWHOでも認められた病気であることを知り納得がいきました。金銭管理や肩代わりをすることが、息子の病気を悪化させていたことも学びました。
一人で抱え込まず、多様なメンバーの経験を聞き対応を学ぶことが当事者自身の助けとなります。
今では心が軽くなり、家族も元気になりました。
当会は一人一人に寄り添って解決に向けて力になります。
ぜひ一人で悩まず当会や自助グループに参加してみてください。
神奈川県在住 中村
