家族会に参加し続けて わかったこと(岩手)

2025年11月29日(土)全国ギャンブル依存症家族の会 岩手が盛岡市のキオクシアアイーナで開催されました。

はじめに 公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部メンバーの方から体験談を聞きました。
ギャンブルが止められず、「自分の意思ではどうしようもなかった」という言葉が印象的で、家族同様当事者も苦しい日々を送って来たのだと感じました。
家族が当会に参加し適切な対応を学んでくれたことで、依存症からの回復に繋がったとのことです。
「今はこんな自分でも幸せでいいんだと思えるようになった」という言葉が胸に響き、依存症から回復することは本当に素晴らしいことだと感じました。

次に全国ギャンブル依存症家族の会メンバーの母の立場の方の体験談を聞きました。
息子の問題で当会に参加され、私も同じ立場で共感するところが沢山あり辛かった日々がひしひしと伝わりました。
現在、息子さんはギャンブル依存症回復施設を経て自立されているとの事です。
家族が行動し、関わり方を変えることで当事者にも前向きな変化が生まれるのだと感じました
最後にギャンブル依存症も社会に受け入れられ回復を支援する世の中になって欲しいと話されていて私も深く共感しました。

その後初参加の当事者1名と当事者会メンバーが別室で当事者会が行われました。

それから、当会では2グループに分かれ 初参加の一組のご夫婦に、それぞれ悩みや困り事を聞き、メンバーからは経験談などを話し、適切な対応のアドバイスが伝えられました。
ギャンブル依存症回復施設 一般社団法人 東北グレイス・ロードのスタッフとスタッフ見習いの方も参加されていて、これまでの体験を聞く事ができ、いまでは当事者をサポートする側になり頑張っている姿は生き生きしてみえました。

私は当会に参加する前はギャンブル依存症の事は全く知らず、肩代わりなど間違った対応して、息子の病気を悪化させてしまいました。
当会に参加し、ギャンブル依存症は病気であり、「当事者は同じ経験をしている当事者の中で依存症から回復をする。家族は家族の中で家族会や自助グループに参加し 元気を取り戻していく事」を知りました。
これからも家族会や自助グループに参加し、沢山の人と交わり学んで行きたいと思います。

ギャンブルの問題で悩んでいるご家族の方 ぜひ一度家族会に参加してみませんか。
一緒に解決策を見つけましょう。

次回は12月13日( 土)13:30 盛岡市キオクシアアイーナで開催です。

岩手県在住 菊池