1/25(日)、長野県長野市のホクト文化ホールにて、全国ギャンブル依存症家族の会・長野が開催されました。
ギャンブルから抜け出せず病院行きを決断した当事者、自分は変わろうと動いても当事者は変わることなく別居の末に離婚した家族、それぞれの立場からリアルな体験談を聞くことができました。
ギャンブル依存症は進行性の病気である、賭け続けていればいずれ破滅の道を歩むことになる、と頭ではわかっていても行動が伴わず、当事者はなかなかそれを受け入れられないものです。私自身も負けることはわかっているのに賭け続けてしまい、自分なんて生きている限り迷惑をかける人々を増やすだけの人間だからと、自死を試みた過去があります。自分は意志が弱くて、自分はろくでもない人なのだ、と自分を責め続けました。
今回の会には初参加の方もいましたが、現状が受け入れられず否認の強い状態でした。自分は別にギャンブルに狂っているわけではなく、過去に大きく勝てたことがあるから、いずれまた大勝ちして生活を立て直すことができる。そうした一縷の望みにすがり続けながらも、周囲に迷惑をかけながら生きながらえている状況でした。ギャンブラーは金銭的に頼れる先があれば、なかなか底つき(ターニングポイント)に辿り着くことなく、周りを巻き込み続けます。頼れる先がなくなれば徐々に生活が崩れ始め、自分は周りに依存していたことを自覚し、ようやく自分の行動が狂っていたことに気づくことができます。私も実家で両親に頼って生活をしていましたが、手放してくれたおかげで最終的には闇金に追われる形になり、回復施設に辿り着けました。
ギャンブル依存症当事者の回復には、周囲の人々の対応が変わることが不可欠です。自分の大切な子どもを、パートナーを、手放すことには非常に勇気が必要です。そんなことをしたら、あの人が更に悪くなってしまうのではないか、あの人を救えるのは私しかいないんだ。そう思ってしまうかもしれません。それでも、辛い中でも手放すことで、いずれはそれが互いにとって良い方向へと歩み出すきっかけになるかもしれません。いつもそばにいたその人を、突き放すように思えて苦しくなるかもしれません。そうした苦しみも、悩みも、共感してともに考えてくれるメンバーがそばにいます。
次回の「全国ギャンブル依存症家族会・長野」は、2 月 22 日(日)、長野市ふれあい福祉センターにて開催されます。
あなたは一人ではありません。孤独に怯えながら出口の見えないトンネルを歩み続けなくていいのです。共に分かち合ってくれるメンバーが、きっとそばにいます。
公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部
