令和8年1月4日(日)、千葉県社会福祉センターにて「全国ギャンブル依存症家族の会 千葉」が開催されました。ギャンブル依存症の当事者と家族の方のそれぞれから体験談を聞き、同じ問題を抱える参加者同士で悩みを話し合うことができる機会でした。
はじめに、公益財団法人ギャンブル依存症を考える会の当事者支援部のメンバーとして活動されている当事者の方の体験談がありました。ギャンブルは、学生時代にちょっとしきっかけで始めたそうです。ギャンブル依存症は進行性の病気で、負けて苦しくても抜け出すことができないのがその症状なのだと、ご自分の体験を通して説明してくださいました。家族の方が正しい行動を学び実践されたことが、回復へのターニングポイントになったそうです。壇上で、だれにでも回復の道はあるとお話しされている姿に、希望を感じました。
次にお話しされた家族の方は、 私と同様に息子が当事者であるという母親の立場の方でした。息子さんがギャンブルを始めたのも学生の時ということで、若い時にギャンブルを始めてしまうことのリスクを感じました。はじめは「親の愛情」で息子さんを治せると思われていたそうですが、家族の会に参加し、それが誤った考えであったと気付かれたそうです。 ギャンブル依存症は脳の病気であるという正しい知識を得て、適切な接し方に変えたことで、息子さんは回復の道を歩み始めたとのことでした。私自身も、過去の自分の良かれと思った行動が逆効果だったと知った時の衝撃を思い出し、深く共感しました。同時に、正しい知識に基づく対応が、当事者が回復へ向かう鍵であるという事実は、私にとって大きな希望になりました。
会の後半では、少人数のグループに分かれて参加者の困り事を聞き、話し合う時間が持たれました。家族の正しい行動とは、借金の肩代わりをしない、金銭管理をしないなど、一般的な常識と思われる考え方とは大きく違っています。他の参加者が自身の体験をまじえて解決につながる話をしてくれる機会は、非常に貴重なものだと感じます。私も今は、家族の会で正しい知識や対応の仕方を学び、他のメンバーの協力を得ながら息子の回復に向けて取り組んでいるところです。
ひとりだけ、あるいは家族だけで悩みを抱え込んでいませんか?一歩を踏み出すのは勇気がいることかもしれませんが、ぜひ家族の会に参加してみてください。同じ気持ちで話をすることができるメンバーがたくさんいます。ともに、問題の解決をしていきましょう。
千葉県在住 櫻井
