一人では難しい――仲間とのつながりが大切(兵庫 当事者支援部)

令和8年2月1日(日)、兵庫県神戸市の男女共同参画センターあすてっぷKOBEにて「全国ギャンブル依存症家族の会兵庫」と当事者会が開催されました。

当日は、ギャンブル依存症の当事者とご家族それぞれの体験談を聞き、同じ問題を抱える参加者同士で悩みや思いを分かち合う時間となりました。

はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症を考える会の当事者支援部のメンバーとして活動する当事者の方から体験談がありました。長年ギャンブルの問題を抱え、繰り返し困難な状況に陥ってきたこと、家族との関係が悪化し、強い葛藤や孤独を感じていた時期があったことが語られました。

その後、自助グループや医療機関につながるきっかけを得て、少しずつ回復の道を歩み始めたこと、回復の途中で出会った仲間からの言葉に支えられ、「回復は苦しいだけのものではない」と感じられるようになったことが、大きな転機となったそうです。

また、当初は家庭の事情などから回復活動を続けることが難しい時期もありましたが、プログラムに取り組み自分自身が変わっていくことで、周囲との関係にも変化が生まれ、回復に向き合いやすくなったと話されました。最後に語られた「ひとりでは回復は難しい」という言葉が、参加者の心に強く残りました。

続いて、家族会の方から体験談がありました。家族の方は、身近な人のギャンブル問題に直面し、「お金の問題が解決すれば状況も良くなる」と考えて行動したものの、結果的に問題が深刻化してしまった経験を振り返られました。

その後、家族の会や自助グループにつながり、当事者だけでなく家族自身も回復に取り組む必要があることを学んだこと、仲間に支えられながら不安や悩みを共有できたことが、大きな支えになったそうです。

一時的に距離を取る決断をする中で葛藤もありましたが、それぞれが回復に向き合う時間を重ね、再び向き合ったときに「同じ方向を見て回復に進んでいる」と実感できたと語られました。現在は、それぞれが回復活動を継続しながら、関係の再構築に取り組んでいるとのことでした。

その後、同時開催された当事者会では、初参加の方を含め複数名が参加されました。
自己紹介や依存症についての説明、回復の考え方を共有した後、少人数のグループに分かれて相談会を行いました。最初は緊張した様子も見られましたが、次第に共感や安心感が生まれ、「来てよかった」「もっと話したい」といった声が聞かれたことが印象的でした。継続参加されている方の話からも多くの気づきを得ることができ、改めて回復は一人では難しく、つながりの中で進んでいくものだと実感しました。

最後に、「継続して参加し、一緒にやめていこう」というメッセージを共有し、会を終えました。

ギャンブルの問題で悩んでいる方は、ぜひ一度ご参加ください。