令和8年1月25日(日) 、一関文化センターにて「ギャンブル依存症セミナー&相談会 in 岩手」 が開催されました。
最初に当事者側の体験談を伺いました。
家族が正しい対応を学んでくれたことで、早い段階で依存症からの回復の転機(ターニングポイント)を迎えることができたとのことです。
責められるのではなく、見捨てられるのでもなく、“正しい距離感で関わってもらえたこと”が、自分の問題に向き合う回復への大きな一歩になったとお話しされていました。
回復施設に繋がり、同じ経験をしてきた当事者メンバーと共に、回復の道を歩みながら自分自身と向き合ってきたことで現在は幸せな日常を取り戻している姿は、「だれでもなる病気であるが、だれでもなおすことができる」 という希望のメッセージでした。
続いて家族側の体験談を伺いました。
「一度は家族の会と関係が途切れてしまった時期もありました。でも、その時に同じ立場の家族メンバーと繋がりをもっていたことで困ったときにもう一度頼ることができた」
孤立せず、誰かと繋がっていること、このメッセージは、家族として悩みを抱える参加者だけでなく当事者の胸にも深く響いていたと思います。
体験談のあとは、3名の講師による講演が行われました。
●社会医療法人徳智会 未来の風せいわ病院 鈴木 りほ 医師
●一般社団法人 東北グレイス・ロード 田村 仁 センター長
●公益社団法人 ギャンブル依存症問題を考える会 田中 紀子 代表
依存症の医学的な理解、地域での回復支援の実際、家族が孤立しないために必要な仕組みなど、現場でのリアルな経験に裏打ちされた、当事者、家族共に非常に学びの多い内容でした。
セミナー終了後は別室に移動し当事者会を開催しました。
軽い自己紹介から始まり、依存症という病気の特性や、自助グループについてお話をしました。
後半は初参加の方の相談に耳を傾け、継続参加されている方から「自助グループに参加して感じたこと」、「参加し続ける中で自分がどう変わってきたか」 といったリアルな経験談もお話いただきました。
最後には田中代表も加わっていただき、参加者一人ひとりの悩みに力強いアドバイスをいただきました。
今回のセミナーと相談会を通して、ギャンブル依存症からの回復には当事者が適切な支援に繋がること、そして家族側も適切な対処・対応が必要であることをあらためて実感しました。
今後もギャンブルの問題で苦しんでいる方が一人でも多く当事者支援に繋がってきてくれることを願います。
次回は2026年2月21日(土)13:30~15:30で 岩手県民情報交流センター キオクシアアイーナ にて開催されます。
是非ご参加ください。
公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部

