依存症という病、回復について(当事者支援部 京都)

2026年2月7日(土)ひと・まち交流館 京都にて、ギャンブル依存症 家族の会と当事者の会が開催されました。家族、当事者、そして支援に関心を寄せる方々が集まりました。

はじめに、家族の体験談と当事者の体験談が語られました。何度も約束が守られなかった中での葛藤、信じたい気持ちと限界の間で揺れ動く日々、やめたくてもやめられない苦しさ、病気への向き合い方など、実体験に基づく言葉が会場に静かに広がりました。さらに、東京から足を運んでくれた当事者から、依存症と回復について話を聞きました。自身のギャンブル依存症からの回復の歩みを交えたお話は、回復への希望を感じさせる内容でした。

その後、別室にて当事者会を開催しました。同じような経験をしてきた方同士だからこそ伝わる安心感があり、「自分だけではない」と実感できる時間となりました。共感のうなずきがあちこちで見られ、言葉以上の支え合いが生まれていました。会の中では、依存症についての説明も行いました。ギャンブル依存症は意志の弱さの問題ではなく、れっきとした精神疾患として捉えられる病気です。その理解を持ち、治療や回復に取り組んでいくことの大切さが共有されました。

また、回復の方法として、自助グループに参加し続けることの重要性についても話がありました。個別相談の時間も設け、普段の日常では話しづらい悩みや具体的な状況について伺いました。参加者一人ひとりの状況に寄り添う時間となりました。

終了後は、希望者で喫茶店に移動し交流会を行いました。依存症は「孤独の病」とも言われますが、だからこそ人との「つながり」が回復の土台になります。会の外でも自然な交流が生まれ、穏やかで温かい時間となりました。依存症からの回復は一人で抱え込むものではありません。共に語り、共に理解し合い、つながりをつくることが回復への道を支えていきます。この場の存在が、必要としている方へ届くことを願っています。

次回は2026年3月8日(日)14時より、ひと・まち交流館 京都にてセミナー&相談会を開催予定です。関心のある方のご参加をお待ちしています。