家族が行動を変えた時、本人の回復が始まる(山梨)

2026年2月15日やまなし地域づくり交流センターにて「全国ギャンブル依存症家族の会 山梨」が開催されました。        

はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者メンバーによる体験談がありました。        
家族の借金の肩代わりでは止まらなかったギャンブルが、妻の「もうギャンブルはやめて欲しい」という切実な願いから夫婦で参加した家族会で当事者メンバー達と出会い、「一人ではない」と気づいた事が向き合う転機となりました。家族が正しい対応を学んだ事で、当事者は拠点病院へ入院し、そして自助グループへと繋がることが出来ました。かつてどん底にいた当事者が、今は支援する側として活動する姿は私達に大きな希望を与えてくれます。

続いて、当会のメンバーから母の立場の体験談がありました。    
良かれと思って何度も借金の肩代わりをしてきました。しかし、その行動がかえって本人の病気を悪化させていたことに、後になって気づきました。当時は「共依存」という言葉をどうしても受け入れることができず、家族会を離れる決断をしました。しかし止まらない息子のギャンブルに再び参加し「正しい対応」を学び、自分自身の問題に気づき行動を変えることができました。そしてそこから息子の回復施設入所という大きなターニングポイントを迎えることができました。同じ苦しみを通ってきたメンバーとの出会いこそが回復の鍵であり、「絶望の隣は希望」そう語る力強い姿に私も励まされました。  

私も息子のギャンブル問題で悩み参加して8ヶ月が経ちました。当初は「自分の育て方が悪かったのか」と自問自答し、暗闇の中に突き落とされた気持ちでした。参加した家族会で誰にも言えなかった苦しみを初めて言葉にした時は涙が止まりませんでした。私も息子から頼まれもしないのにお嫁さんと一緒に借金の肩代わりをし、本人の病気を進行させていたのだとここで気づくことが出来ました。今は、息子が回復を続けていくことを願いつつ、家族が行動を変えることの大切さを学び、誰にも言えなかった悩みを手放し、メンバーの支えで希望を持ちながら前を向いて歩くことが出来るようになりました。         

ギャンブル依存症は根性や心の弱さの問題ではありません。WHOも認める「進行性の病気」です。    
一人で抱え込まないで一歩踏み出してみませんか?      

次回は令和8年3月15日やまなし地域づくり交流センターで開催されます。是非ご参加ください。

山梨在住 石川