令和8年2月7日(土)ひと・まち交流館 京都にて、全国ギャンブル依存症家族の会 京都が開催されました。
はじめに、NPO法人全国ギャンブル依存症家族の会の母の立場の方から体験談を聞きました。家族の会や自助グループに参加する中で、借金の肩代わりなど、当事者の責任を取りあげてしまうという間違った対応に気づいたという話がありました。その言葉に、私自身も「同じことをしていた」と強く共感しました。家族が肩代わりすることは、当事者が自分の問題として向き合う機会を奪い、結果として病気の症状を悪化させたり、ギャンブル依存症からの回復を遅らせてしまうことになるのだと理解しました。
次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部の方の体験談を聞きました。金銭管理や行動管理などで締め付けられてもギャンブルは止まらず、監視では抑えられなかったそうです。しかし、妻が当会に参加したことが回復の転機となったとのこと。現在は社会復帰し、職場での啓発活動もしているそうです。「過去は変えられないが、未来を変えるために今日一日行動することはできる」と話し、こころから笑える今が一番幸せだという姿に、回復への大きな希望を感じました。
最後に、当事者でもある他県の市議会議員の方の話を聞きました。仕事を通して必要とされる喜びや、当事者の自助グループとの繋がりが回復への道筋になったそうです。「意思や自覚の問題ではなく、つながっていけば回復する」という力強い言葉が印象的でした。「今度は自分が与える側になりたい」という思いにも心を打たれました。
私自身、息子がギャンブルで借金を作った時、「利息がもったいないから」と借金の肩代わりをしていました。借金が無くなれば息子は反省し、私は解決した気持ちでいました。しかし、それは幾度か繰り返されました。どう対応すればよいのか分からず悩んでいた時、ある事件をきっかけに『ギャンブル依存症対応マニュアル』という本の存在を知りました。私達家族の行動が、息子の回復を妨げていたのだと痛感しました。その後、家族の自助グループやこの会に参加するようになりました。これまでどこにも話せなかった息子のことを、ここでは安心して話すことができました。共感してもらい、苦しかった胸の内を打ち明けることができました。
三人の話から、家族は家族で、当事者は当事者同士で繋がることの大切さを学びました。そして、ギャンブル依存症は正しい知識を持ち、正しい対応をすることで回復するという希望を持つことができました。
もしギャンブルが原因で悩んでいる方がいましたら、どうか勇気を出して一度家族会に足を運んでみて下さい。回復への道をいっしょに歩んで行きませんか。お待ちしています。
次回は3月8日(日)ひと・まち交流館 京都 大会議室にてセミナー開催予定です.
京都府在住 上方


