令和8年2月22日(日)、香川県サンポートホール高松で「全国ギャンブル依存症家族の会 香川」が開催されました。ギャンブル依存症の当事者、家族の貴重な体験談をお聞きし、同じ悩みを持つ参加者が相談できる機会となりました。
はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者メンバーによる、体験談がありました。当初、ギャンブルさえ止まれば問題は解決すると思い、ずっと現実から逃げていたそうですが、ギャンブルの問題の根底にある自分自身の問題に向き合うことが大切だと気づかれたそうです。一人で抱え込まずに仲間に相談できたことで、回復につながったとお話しされました。
この体験は、当事者の家族である私も共感することでした。私自身、人に相談することができなかったのですが、勇気を出して家族の会に相談したことで、回復への道が開けたと実感しています。
家族の体験談は、妻の立場の当会のメンバーによるお話でした。金銭管理や行動管理といった家族の間違った対応で、当事者である夫の症状を悪化させてしまったそうです。当事者本人が回復しようとしていても、家族が正しい対応をしないと回復どころか悪化させてしまうと話されたことが、強く心に残りました。
私の当事者は、22歳の大学生の息子です。先日、ギャンブル依存症の回復施設に入ることができ、回復の道を歩み始めたばかりです。ここに至るまで、私は体験談を話された家族の方と同じように、息子に対して厳しい金銭管理や行動管理をして、症状を悪化させてしまいました。当事者の回復のために、今、私ができることは、ギャンブル依存症という病について学び、正しい対応をとれるようにすることだと思っています。
お二人の体験談を聞いた後は、困りごとを抱えている参加者が、他の参加者に相談する時間でした。提案してくれる対応策は、メンバーそれぞれの体験があるからこそ説得力があり、すぐにでも実行できそうな具体的なものでした。
私が息子の問題で困っている時も、家族の会は具体的な対応策を提案してくれて、それを実行できるようにきめ細やかな支援をしてくれました。一人暮らしのアパートにいる息子に会いに行く時は、その地方のメンバーが付き添ってくれ、回復施設に入る時には、ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部の方が施設まで付き添い送ってくださいました。全国で活動している当会と、当会と緊密に連携している考える会の伴走支援のおかげです。
相談するのは勇気がいりますが、ぜひ家族の会にいらしてください。
香川では、次回の家族会を3月29日(日)にサンポートホール高松で開催します。会場でお待ちしています。
千葉県在住 櫻井

