話せる場がある(当事者支援部 和歌山)

令和8年2月28日(土)、和歌山県内にある県民交流プラザ和歌山ビッグ愛にて、全国ギャンブル依存症家族の会(和歌山)およびギャンブル依存症当事者の会(和歌山)を開催しました。

最初に、全国ギャンブル依存症家族の会のメンバーと、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部のメンバーの体験談を聞きました。

家族の方の体験談では、ギャンブル依存症が病気であることを知らずに夫の借金を肩代わりした結果、夫がさらに大きな借金をつくることになった、家族会につながることで病気を認識し、当事者に対して適切な対応をすることで自分自身が元気になったという話を聞くことができました。当事者である夫とは離婚することになったが、夫の考えは変わらないことを、同じ依存症の夫を持つ家族会メンバーの力を借りて受け入れていくことができたという感謝が伝えられました。

当事者の方の体験談でも、借金の肩代わりをしてもらった時はもう二度とギャンブルをやらないと思っているが、ギャンブルがやめられずに新たな借金を作ってしまったという話がありました。また、妻との別居や離婚の経験を赤裸々に話してくれました。その度に自助グループに行くのをやめたくなったが、同じ経験をしている自助グループの仲間が手を差し伸べてくれたことでギャンブルを辞め続けられている、今は自分も誰かに手を差し伸べたいと思えるようになったと力強く語ってくれました。

 お二人の体験談終了後、ギャンブル依存症からの回復を続けている当事者支援部のメンバーへの質疑応答を実施し、家族からの対応で苦しかったこと、ギャンブルをやめ続けるに至ったきっかけはなんだったのか等、当事者の貴重な経験を話す機会を作ることができました。その後、別室へ移動し当事者会を実施しました。

当事者会では、参加した方々の自己紹介とギャンブル依存症の説明、依存症からの回復方法を伝えたのち、相談会を実施しました。初めての参加の方や継続して参加されている方も、積極的にご自身の悩みを正直に話されている姿が印象的でした。ギャンブル依存症で苦しみ、同じ経験をしたことがあるからこそ話せる空間、誰にも話せないことが話せる場があることを実感した会でした。

次回の和歌山での当事者会は3月28日(土)に開催予定です。ギャンブルの問題でお困りの当事者の方、ご家族、ご関心のある方の参加を心よりお待ちしています。