第5回当事者の会を開催しました(家族の会秋田)

2月14日(日)
今日は緊急事態宣言のため、
先月に引き続きオンラインでの開催となりました。

新たに遠方から参加してくれた仲間や、
引き続き参加してくれた仲間、関東からの参加で、合計6名で実施しました。

まずは、自己紹介とともに過去の経緯などを分かち合いを行い、
それぞれの話に共感や気づきがありました。

遠方でなかなか参加できない仲間は、
他の仲間との接点がなくて苦労されているようでした。
地方は会場も少ないため、別のアディクションの自助グループに参加したり、
オンラインミーティングに参加したりして、何とか乗り切りたいところです。

秋田への活動は3月で一区切りとなりますが、今日の話し合いの中で、
4月以降も月1回程度はオンラインで継続して実施していくことになりました。
活動していく中でこういった繋がりを持っていける事に感謝です。
これからも大事にしていきたいですね。

昨晩の地震でひやっとしましたが、皆様の元気な顔を見て、
ほっこりできる時間となりました。
仲間との繋がりが少しづつ広がっていくことに手ごたえを感じ、
喜びを感じる今日この頃です。

千葉県在住 宮本

当事者の方からのメッセージ

≪わたしのギャンブル依存について≫
過去〜何が起こって〜今どうなったか。をお話したいと思います。私は20歳からギャンブルを始め28歳で最初の債務整理、その後合計4回繰り返しました。その度、競馬・株・先物取引・競輪と変えてきました。債務整理を繰り返すうちに(沈んでいるように見せる、目を泳がせる)など自ら芝居を打ち母親や姉夫婦からお金を出させるようになりました。当然、金銭管理もされますが通帳を改ざんしたり取引業者から仕事の見返りに借金したりと(私を狂っている狼に例えたら通常のエサでは物足りず多くのエサを求めて彷徨う)金銭管理が全く無意味でした。また、ギャンブルも長く続けていると考え方が経年劣化します!
嘘→騙す、身内友人→見知らぬ人のお金、犯罪を犯罪として捉えられない等。私は最後の方で母親の友人からの借金、部下にカードローンを作らせキャシュ枠を借りる行為そして店の売上金を使い込み解雇、支配の領域(負けたら取り戻したくなる↔買ったらもっと勝ちたくなる)から抜け出せず53歳で終わりを迎えます。仕事を失い落胆しましたが当時65万円の給与が借金とギャンブル資金で6〜7万円とアルバイト以下、今では初任給程度ですがギャンブルが無いのでとても楽です。
解雇後、死も考え富士の樹海を2日間彷徨い妄想の中でどうせならギャンブルを止めてからにしようと思いとどまりました。その後自助グループの方が私と妻、弟と会って下さりすぐに施設に行った方が良いと言われ、施設・自助グループに繋がりました。そこでたくさんの気付きを頂きギャンブルを止めた空虚な部分にその気付きを詰め込みました。中でも最大の気付きは(俺たちはギャンブルを長く続けているうちに魂が壊れちまったんだ)の言葉、思考が劣化した部分がまさにそれでした。この魂の回復は霊的な12ステップしか無いと確信し表面をかすめる程度の医療プログラムとは全く違う、事実医療からの助けはギャンブル依存症の診断のみでした。私はこれまでたくさんの自助グループに繋がった仲間を見てきました。形や条件の違いはあれ繰り返し酷くなっていく依存症の症状は一緒ですが同時に早いおそいあっても多くの仲間の回復した過程もまた一緒です。希望はあります!妄想→現実その環境を作ることが何よりだと思っています。
当事者 中村

≪秋田の家族会で当事者の経験を話させていただきました≫
ギャンブルが起因した度重なる借金の発覚で、家族との関係がどのようになり、家族がどんな対応したのか。そして、それに対し当事者の私がどんな反応を行ったのかを交えながらお話しました。
当事者・家族共に仲間と繋がることが回復へのスタートです。今回、初めて参加頂いたご家族の方も仲間を頼って、繋がり続けてもらえれば幸いです。

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