家族が先ず繋がること、行くこと(家族の会静岡)

2月13日(日)
ギャンブル依存症家族の会静岡を総勢13名で開催しました。

今回は、経験豊富な親の立場のメンバーが、『ギャンブル依存症問題を考える会〜我が家の事例から〜』の持参した資料をもとに、勉強会&分かち合いを行いました。要所要所で、参加メンバーへの問いかけや、かみ砕いた説明などを交え、参加者と双方向型で勉強会を行いました。

人数が多かったため、先ずは初めて参加した人を中心に、困っている問題やその様子を分かち合って貰いました。少し先に繋がった参加者の一人が、これまでの家族の会の中で、『金銭管理をしてはいけない理由』の資料を読んだ時に、自分の誤った対応に気づかされた話をしてくれてました。せっかくなのでこの資料を全員で読み合わせ、確認を行いました。こういう意見や感性は大切にしたいと感じました。どうしても行ってしまう(誤った)家族の病気対応、問題対応という話の流れから『やってはいけない○×リスト』についても、読み合わせました。正直な分かち合いを全員で行い、笑いも交えながら確認もしました。

ギャンブル依存症の病気の理解は、その当事者の様子が本当におかしい、狂っている、と分かるだけでは十分ではなく、家族もそれに巻き込まれて、問題を大きくする、不適切な行動をしている、そのことに気づくことが先ずは非常に重要な一歩です。早くそのストップを行うことが必要になります。どの人の分かち合いや相談にも共通して感じました。それは、ギャンブル依存症当事者にとっても、家族にとっても良い事であるはずが、不思議なもので、家族の側もなかなかやめられない、難しいという状況に陥ります。ただ、そうした行動を取れた人や家庭から何かが始まります。これは意思の問題ではなく、家族にとっても仲間や支え手が必要です。私たちは皆、仲間であり皆がやらかした経験があります。家族の側も、自助グループの大切さを知り(=家族が先ず繋がること、行くこと)そのことを通じて当事者の問題や病気の理解も深まります。

家族の会静岡を通じて、自助グループに通う習慣、それができたら家族も12ステッププログラムを行う習慣を、静岡の皆で作っていきたいと思いました。

東京都在住 中村

静岡2022022
静岡2022023
静岡2022021

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~第1話 依存症ってなんぞや~
~第2話 底つき、そしてタフラブ~
~第3話 回復への道~