回復者を目の当たりにして(家族の会群馬太田)

7月10日(日)
「全国ギャンブル依存症家族の会 群馬太田」が主催する「ギャンブル依存症セミナー」に参加しました。新型コロナウイルス感染症対策を施した会場は、130名の参加者で埋まりました。

最初に群馬県こころの健康センター医長の三浦郁乃先生のご講演があり、ギャンブル依存症という病気に関するご説明、また、センターに寄せられる事例や対応についてお話を伺うことができました。

その後、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表のご講演では、全国に存在するギャンブル依存症の民間団体である「自助グループ」「NPO法人全国ギャンブル依存症家族の会」「公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会」のそれぞれの役割について理解を深めるとともに、「NPO 法人全国ギャンブル依存症家族の会」が行政や医療など関係各所と連携しこの病気に対する啓発、予防等について協働して活動をしていく重要性について認識することができました。

最後に、俳優の高知東生さんが壇上に現れ、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の田中代表と掛け合いでご自身の回復について語ってくださいました。芸能界で華々しくご活躍されていた高知さんが薬物依存を通してご自分の問題に向き合い、自らの生きづらさはどういった思考からもたらされるのか、実際に目の前に光景が広がるような躍動感あふれるお話に胸打たれました。お母様に関するエピソードでは目元にハンカチをあてる方が会場に多く見られました。

自身の性格上の欠点が何なのか、また、そのルーツを解明する作業は面白くもある一方、泥臭く大変な作業です。時にはあまりのつらさにすべてから目を背け、逃げ出したくもなりますが、高知さんはそこもオープンに、余すことなく包み隠さずお話くださいました。これぞ回復者たる姿であると思いました。「このような自分でも回復できるのだから、あなたも回復できる」、そう語る高知さんの笑顔に、私は自分自身の希望を再確認したような気がしています。素晴らしいお話をありがとうございました。

東京都在住 渡邉

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高知東生と田中紀子が依存症についてわかりやすく語る「たかりこチャンネル」
ギャンブル依存症リアリティドラマ「前略 ハルカ様」


依存症啓発Youtubeドラマ
「みーんな、知らない依存症(全3話)」

~第1話 依存症ってなんぞや~
~第2話 底つき、そしてタフラブ~
~第3話 回復への道~