10月16日(日)全国ギャンブル依存症家族の会(愛知)と愛知県精神保健福祉センターが共催し、刈谷市産業復
興センターにてギャンブル依存症セミナーを開催しました。
家族60名、当事者13名、議員5名、その他27名の合計105名という多くの方の参加がありました。
初めに愛知県司法書士会の司法書士 山県太一先生にご講演していただき、債務整理の基礎知識について学びました。
根本的な解決には借金問題だけでなく自助グループが絶対不可欠だという言葉が印象的で、依存症に理解のある司法書士、弁護士選びをすることの重要性を確認しました。
次に当事者と当事者家族の体験談があり、自身の過去や回復までの道のりを話していただきました。
当事者の「仲間の回復が自分の気持ちを変えた」と、当事者家族の「助けてと素直に言えることは大切だ」という言葉に深く共感しました。
どちらにとっても回復には自助グループが必要。それと同時に12ステップに取り組むことで自分自身の生き方・考え方の問題に向き合うことが近道だということが伝わりました。
その後、『全国ギャンブル依存症家族の会』『ギャンブル依存症問題を考える会』『自助グループ』の違いを説明して、家族のできることはまず繋がることを理解していただきました。
最後に議員や支援者の方々からギャンブル依存症対策に向けた力強いお言葉や質疑応答を頂き、この問題の解決に向けて組織的に連携し取り組んでいける様な実りのある会を仲間と共に作り上げることができました。
不安な気持ちを抱えて参加した方々にとって、回復の道を歩んでいる当事者や当事者家族の言葉は勇気と希望を与えたと思います。
私自身、目の前の借金問題やギャンブル依存症への誤った認識から、沢山の間違いをしました。ギャンブル依存症は身内だけでは解決できない。それでも、どうにかしたいと思ってしまう…。
そのため、相談窓口の第一段階となるであろう機関の方々に理解を深めていただき、この問題に対する正しい意識がもっと広まればと思いました。
愛知県在住 橋本