10月16日(日)
秋晴れの中、土佐市副合文化施設つなーでにて、全国ギャンブル依存症家族の会が開催されました。
参加者は、初めて参加された方3名、関係機関1名、関西、関東から来ていただいた当会メンバーを含め16名でした。
前半は、関西メンバーを講師に「取り戻した笑顔、そして、今伝えたい事」と題してご自身の体験談と「ギャンブル依存症の支援団体について」お話しをしていただきました。
体験談では、息子さんのギャンブル問題で苦しみ、家族の会、自助グループへ繋がった事から、ギャンブル依存症の知識が無かったため、依存症を悪化させていたことに気付いた事、家族の会、自助グループに繋がり、とても心が楽になり、自分と向き合うことができた事。息子の問題は、息子に返す事が大切と知り、行動がタフラブへと変わっていった事などお話しして下さいました。当事者は当事者の中で、家族は家族の中でしか回復できない、仲間が居たから今がある。だから、今伝えたい事は、家族の会へ繋がって、家族が元気を取り戻して下さいと、力強くお話しされ、あらためて、家族の会の大きな力とメンバーの大切さを実感できました。
後半は、家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル本の読み合わせの後、初めて参加された方を中心に分かち合いを行いました。
それぞれのご家族や彼氏についての現状や苦悩を分かち合い、長く繋がっているメンバーより、ギャンブル依存症は、脳の機能不全であることをまずは家族が理解する事が大切とお話しがあり、具体的な対応策のアドバイスをいただきました。
本日、当事者1名が来られていましたが、その場で当事者メンバーへ繋ぐ事もできました。家族の会高知が、苦しんでいる家族が繋がってきて良かった、繋がり続けて良かったと思ってもらえる居場所になるように、これからも、出来る事をしていきたいと思った1日でした。
高知県在住 杉山