10月22日、厚生労働省の「令和4年度依存症民間団体支援事業」である、「全国ギャンブル依存症家族の会 石川」が金沢市のフレンドパーク石川にて開催されました。参加者16名のうち新しい方が8名来られました。
名前と立場と居住地を伝えてもらって簡単な自己紹介をした後、ギャンブル依存症家族の会のメンバーがパワポを映しながら体験談を話しました。
ギャンブル依存症家族の会、依存症問題を考える会、自助グループという3つの会の違いを家族の会のメンバーが、重ねて説明を行いました。
続いて、『家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル』の読み合わせをしてから、いま困っていることを中心に分かち合いを行いました。
息子のギャンブル依存を止める方法を知りたい、何度も尻拭いしてきたが行き詰っている、「障害」とギャンブル依存がある、など内容は多岐にわたり、継続支援の必要を痛感しました。
また、私自身が抱えてきた問題とも重なり、これまでの歳月に思いを巡らす自分に気が付きました。今があるのは家族会、自助グループに繋がり続けていることのおかげだと感謝しながら仲間の分かち合いに耳を傾けました。
「まずはこの会に通ってほしい」と呼びかけるメンバーの言葉に私も強く頷きました。
話がつきない分かち合いですが、当事者支援部のお二人に自身の体験を話していただきました。
自分がギャンブル依存症だと認め受け入れることで「やっとギャンブルが止まった。」
ギャンブルを止められず、自身も家族も巻き込み苦しい日々をおくったが、今は家族と距離を置くことで、「希望が見えるようになった。」
というお二人の話に、家族会、当事者支援部のメンバーともども引き込まれ、あっという間に終わりの時間がきてしまいました。
今回で3回目と言うメンバーからは、「石川の家族会は次も参加します」という力強い言葉に、笑顔で手を振ることが出来ました。
東京在住 牧田真由美