顔を合わせて話をする。回復の種まき。(当事者の会 香川)

11月19日(土)、厚生労働省の「令和4年度依存症民間団体支援事業」である「ギャンブル依存症当事者の会 香川」が香川県高松市、香川県教育会館で開催されました。

公益社団法人 ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部より中島(奈良県)、村山(千葉県)、本吉(岡山県)が担当致しました。総勢16名(うち3名が初参加、医療関係支援者4名)の参加。
始めに緊張をほぐすために全員で簡単な自己紹介を行いました。
次に、『当事者の会』の趣旨・目的について、依存症民間団体の説明と自助グループの違いを司会者から説明させていただきました。『知ろう!ギャンブル依存症』の冊子を用いてギャンブル依存症の基礎知識と自助グループについて体験談を交えながら学びました。

その後、参加者の話せる範囲でご自身の経験、『当事者の会』に参加された経緯などをお話しいただきました。自らの経験を話すと共に、他の参加者の経験を聞くことで『私だけではないんだ!』という共感と気づきがあったように思われます。少しだけ勇気を出して、心を開いて話をしてみるという良い経験となりました。

休憩をはさみ、『全国ギャンブル依存症家族の会』に参加されていた方々に移動してもらい合同で、回復に取り組んでいる講師 2名の体験談を発表させていただきました。中島からは、自助グループで仲間と繋がり支えを受け取ることの大切さ、決して独りではこの病気に太刀打ちできない事、助けを受け入れてほしい、もしよければ一緒にやってみよう!というメッセージ。村山からは、自身のギャンブル依存によって引き起こした過去の出来事を赤裸々に話していただき、そこからの奇跡的な回復の過程に全員が耳を傾けました。
本日の集まりが、回復のきっかけのひとつになると信じています。

質疑応答、連絡先を交換。次回『当事者の会』のお知らせ。最後に参加者全員から順番に参加して感じたことや感想を述べてもらいました。予定時間をオーバーして盛況のうちに散会となりました。

奈良県在住 中島