家族も当事者も繋がり続けよう!(鹿児島)

12月10日(土)全国ギャンブル依存症家族の会 鹿児島が霧島市で開催されました。
今回は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の渡辺さんをゲストスピーカーとして招き、体験談及び当事者の相談もありました。
初めての方1組2名と依存症専門病院の支援者1名と福岡からの方、継続の方、及び当事者を含めて12名の参加がありました。

初めに、体験談では自身の回復に向き合うきっかけや、回復を始めてから現在に至るまでを時系列に話され、とても分かりやすく聞くことができました。その中で、自身は当事者支援部の活動や自助グループで回復しているが、家族にも回復してもらいたいという思いもあったこと、現在自身は当事者支援部で活動され、自助グループで回復に努めながら、3名のメンバーで自助グループを立ち上げたこと、また家族もギャンブル依存症家族の会や自助グループに繋がって回復に努めていることを話されました。

休憩を挟んで、当事者と家族が場所を別にして経験を共有し合いました。
家族の方の話し合いでは、まず自己紹介と現状を、先に繋がったメンバーが話された後、初めて参加された方が話されました。
初めて参加された依存症専門病院の支援者の方は、当会のチラシを見て参加されたとのことでした。当事者の話、ギャンブル依存症家族の会の活動内容やギャンブルの問題を抱えている家族の話を聞くことで、支援者として何ができるかを学びたいと参加されました。
次に、初めて参加された家族の今困っていることや質問を聞き、先に繋がっているメンバーの方から、家族が当事者にやってはいけないことを、水道のバルブに例えてアドバイスや提案があり、当会や自助グループに参加されること、繋がり続けることが、お互いの回復のためにはとても大切であると話されました。

初めて参加された家族の方が、当事者の行動が理解できないと涙ながらに話されている様子に、自分が初めて当会に繋がった時のことを思い出し共感していました。
ギャンブル依存症は長い年月をかけて病気になったこと、家族は一朝一夕には解決できない、本人と家族の回復は、お互いの自助グループに回復の仕方があることを学びました。今日、不安な中で家族の会に初めて参加された方も、繋がり続けて欲しいと思いました。

鹿児島県在住 松元