継続していく努力(当事者の会 香川)

公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部より中島(奈良県)、佐伯(千葉県)、本吉(岡山県)が担当致しました。
総勢9名(うち1名が初参加、医療関係支援者2名)の参加。
8月から毎月1回開催して、今回で5回目となります。
初参加の方が1名、他の方は継続しての参加となり、顔なじみとなってきました。
始めに全員で簡単な自己紹介を行いました。続いて、『私とギャンブル』というテーマで自分自身の体験談を共有し合いました。緊張と恐れの表情が伺えた方も、それぞれの体験談を聞くうちに”私も同じだ”という安心感に変わっていって、少し心を開いて話すことができたように思います。

次に、『ギャンブル依存症当事者の会』の趣旨・目的について、依存症民間団体の説明と自助グループの違いを司会者から説明させていただきました。『知ろう!ギャンブル依存症』の冊子を用いてギャンブル依存症の基礎知識と自助グループについて体験談を交えながらを学びました。継続参加されている方には、毎回同じ内容ですがとても大切なことなので復習を兼ねて話をさせていただきました。

休憩をはさみ、『ギャンブル依存症家族の会』に参加されていた方々に移動してもらい合同で、回復に取り組んでいる講師 2名の体験談を発表させていただきました。佐伯からは、回復に繋がってからといま取り組んでいる活動について、今後に計画している取り組みについて話がありました。中島からは、過去どうだったか、なにがあって、いまどうなっているかを端的に話しました。家族は上手くいかなかったやり方を手放し、相手をコントロールすることに力を注ぐのではなくて、自分自身を労り、セルフケアをしながら変わっていくことが大切で、そのためにギャンブル依存症家族の会や自助グループを活用しましょうとメッセージがありました。家族は、家族の仲間と。当事者は、当事者の仲間と。かかわり続けましょう。

最後に、香川県での自助グループの立ち上げについて議論を交わし、協力して活動していくメンバーを得ることができました。来年3月ごろを目途に自助グループを立ち上げ予定です。それまでは、オンラインミーティングを活用してもらうように案内をし、質疑応答、次回『ギャンブル依存症当事者の会』のお知らせを行いました。
また、来月も継続して参加していただけるとよいと思います。

奈良県在住 中島