仲間と共に回復の道へ(当事者の会 香川)

1/14(土)13:30-15:30
香川県社会福祉総合センターにて行われた、厚生労働省の「令和4年度依存症民間団体支援事業」である「ギャンブル依存症当事者の会 香川」のご報告です。

初参加は4名(内訳 三光病院から2名、ネット検索1名、オンラインミーティング参加者1名)、継続参加者1名でした。
また公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部から4名、自助グループのメンバーが2名で会を進行していきました。

まずは全員軽く自己紹介を行いました。
次に初参加、継続参加者向けに「ギャンブル依存症とはどんな病気なのか」ということを話しました。

次にそれを踏まえた上で、自分の過去や参加した経緯、現状などを皆で分かち合いました。

今回の参加者の分かち合いを聞いて感じたことは「ギャンブル依存症は病気なんだ」ということはなんとなくわかってきたものの、回復するためにどう向き合っていけばいいのかわからず自分なりに試行錯誤しているという印象でした。
それはまだ病気としての認知度が低いということと、それをフォローしていく体制がこのエリアではまだ整っていない表れなんだなと感じました。

また初参加者が皆の分かち合いを聞いて「皆が同じ体験をしていたんだ、自分だけではないんだ」という気づきがあったようで、参加者に時折笑顔が見られました。
このホッとした気持ちをこの一瞬で終わらせるのではなく、継続させていくことが回復の一歩であると感じます。

次に質疑応答の時間を設けました。
質疑応答では、
・ギャンブルを止めて少し経った今、ギャンブルで埋めてきた「時間、多幸感、快感等」がぽっかりと空いた感覚がある。
・自助グループに通っているけれども、12ステッププログラムは必ずやるべきなのか?
などの質問が上がり、各々経験をもとに、お答えしました。

最後に来月も当事者会があることを伝え、また当事者同士が集うLINEグループに招待し皆で回復に向き合っていこうと話をしたところで閉会。

今回参加したメンバーにはぜひ次回以降も参加してもらい、ギャンブル依存症からは回復できるんだという希望を持ってもらうこと、そしてそのためにはこの地域で回復できるグループを立ち上げてもらう必要があり、その支援を今後も継続していきたいという思いを共有して今回は終了しました。

1/14香川当事者会参加者 当事者支援部 辻