3月11日(土)全国ギャンブル依存症家族の会 鹿児島が霧島市で開催されました。今回は、関東と九州各地から多くの当会メンバーが参加されました。
鹿児島県依存症治療拠点機関の森口病院の桑原コーディネーターから「依存症と医療現場の現状」の講話で、依存症について詳しく説明して頂きました。当事者は同じ経験をした仲間のいる自助グループの12ステップに取り組む事で回復することができるとの話を、医療関係者が話された事が印象的でした。
関東のメンバーの体験発表では、家族も当事者もドン底の状態から、当会で対応を学び、当事者が回復して感動の再会ができた事などを話されました。
初めて参加された方々も、ギャンブル依存症が病気であること、回復できる事、まず家族が元気になる事が当事者の回復に繋がることなどを興味深く聞き入っていらっしゃいました。
グループに分かれての協議で、メンバーが初参加の家族が今困っている事についてアドバイスや提案、全国ギャンブル依存症家族の会や自助グループへ参加することなど、親身になって話をされました。
家族は、当事者を何とかしようと悪戦苦闘して苦しい日々を過ごしてきています。初めて参加された方は、同じ経験をした多くのメンバーが当会と自助グループで笑顔を取り戻している姿が励みになったと思います。帰りに、「来てよかった。気持ちが少し楽になりました。」と安堵の表情で話されました。
私の息子は、ギャンブル依存症の回復施設を退所して他県で働いているようです。息子は回復途上だと信じて、今は自分が元気になる為自助グループで12ステップを学び、当会の活動をすることで息子への共依存から回復していると思っています。
当会は昨年3月に発足して、二年目を迎えました。
私たち全国ギャンブル依存症家族の会のメンバーは、ギャンブルの問題を受けたご家族が継続して参加していただけるよう、家族に寄り添っていきたいと思っています。
鹿児島県在住 松元