対応を変えていくことが回復の鍵  (兵庫)

4月2日(日)全国ギャンブル依存症家族の会兵庫が開催されました。

はじめに、メンバーからの活動報告があり、まだ全国ギャンブル依存症家族の会のない他県に足を運び、当事者に家族がどう関わっていくべきかを、自分の体験談を通し話し合い、共にを元気になることを目指し活動していく中でたくさんの気づきを得られたと報告がありました。
ここ最近、当事者が施設に繋がったメンバーからは、これまで何が一番苦しかったか?との質問に、借金の肩代わりをする度にギャンブルがエスカレートし、それをしてはいけないと知ってから、手を出せないことの苦しさを話されました。

次に田中紀子著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」から、「本人の回復を妨げるもの」「回復を始める条件」を読み合わせました。
グループに分かれての話合いでは、依存症は脳の病気であり、根性論は通用しないこと、家族が借金の肩代りをしてはいけない、当事者の問題は本人に返し、責任を持たせることで、回復できる等たくさんの正しい知識と対応を学びました。

わたしも当会に参加するまでは、息子をどうしたら変えられるかを考え、変わらない事の絶望感で泣いていました。
メンバーと出会い、自身も元気になっていく為には当会や自助グループに参加し、常に自分の状態を気づかせてくれるメンバーの存在が必要なのだと知りました。
まずは家族が病気と認識し、何ができるかを当会に参加し続け、たくさんの事例の元、当事者への対応を学んでいきましょう。

家族のギャンブルの問題で悩んでいる、困っている方は是非「全国ギャンブル依存症家族の会」にご参加下さい。
次回の開催は5月14日です。お待ちしています。

兵庫県在住 伊豆野