家族の会に繋がって、ギャンブル依存症の正しい知識を身につけよう(香川)

4月15日(土)、香川県社会福祉総合センターにて全国ギャンブル依存症家族の会香川が開催されました。

初めに、妻の立場の方で、全国ギャンブル依存症家族の会千葉のメンバーから「家族の回復と伴奏支援」というテーマで体験談をお聞きしました。
12ステップと呼ばれる回復のプログラムを通して、家族との関わり方を変えていくことの大切さ、困っている方に寄り添い、一緒に解決していくことなど、ご自身の経験と学びをわかりやすくお話ししていただきました。ユーモアを交えながらのお話は、初めて参加された方や、まだ参加しはじめて間もない方の緊張感が溶け、温かく和やかな会になりました。

その後、簡単な自己紹介の後、初めての方のお困りごとを中心に対応の仕方を共有しました。最後にデモミーティングを行い、今感じていることなどを1人ずつ話しました。

会の終了後、『ギャンブル依存症家族の心得!!当事者家族の「あるある」リスト』を読み、ざっくばらんに話しながら、悩み事やお困り事に対し、どうしたらいいのかを私たちの経験を通してお伝えしました。

家族の会香川は、昨年、厚生労働省依存症民間団体支援事業として始まりました。2月で支援事業は終了しましたが、引き続き開催し、継続して参加してくださる方も増えてきました。参加しはじめて間もないメンバー同士で、お互いの行動の変化を喜んだり、共感したり、同じ経験をした家族同士の連帯感が、家族の会香川にも少しずつ芽生えているように感じました。

私は最初、依存症の知識もなく、息子のコントロールばかりしようとして長い時間を無駄にしてしまいました。何よりも重要なことは、家族が依存症について正しい知識を身につけることだと自分の経験を通して実感しています。その為にもこの会で一緒に学び、対応策を見つけていきましょう。

次回の全国ギャンブル依存症家族の会香川は、5月20日(土)に行われます。ご参加をお待ちしております。

千葉県在住 小平